5月3日~4日に「親子音あそびデー」を開催いたしました。
連休中にもかかわらず、メール配信でのご案内から30分でチケット完売!?
はい、チケット販売しているわけではありません。でもこんなにご好評をいただけるなんて、有難いと共に、募集に気づかないまま募集を締め切られてしまった方がいらしたのではないかと、反省しております。次回開催するときには、開催方法と募集の方法を再度検討し、さらに多くの方に楽しんでいただけるように考えていきたいと思っています。
昨年開催した2回の音遊び週間の際に、子どもたちには(直前で事務長が個人的に購入して持ち込んだ2つを除き)すべての楽器の説明(材質・音の出る仕組み・簡単な奏法など)を行っているので、少しでも長く楽器と触れ合ってもらおうと、楽器の説明はなし。楽器を介した親子の時間を堪能していただけたらと思います。
また、技術的なことや音楽理論?などはなるべく教えないようにしています。それは、「楽しそう!」という興味の芽を摘んでしまいたくないからです。さらに学んでみたいという思いが出てきたときに、それ以上のことを伝えられる方、「楽しい」という感覚をつぶさないで技術的な事を教えてくださるような講師の方を、紹介できるように考え、探しているところです。
お恥ずかしい話ですが、私(園長)自身が子どものころに技術的な事でつまづいてしまって、中学生以降楽器を習うということから逃げてしまった過去があるのです。そしてご多分に漏れず大人になってから「あの時続けていれば・・・」という思いを強くしてしまっています。私ばかりでなく、そのような話をよく聞きます。ですから子どもたちには、せっかく芽吹いた興味の芽を、枯らしてしまうことなく、たとえ小さな花であったとしても、時間がかかったとしても、音楽と出会うことが出来て本当に良かったと、どこかで精一杯花咲かせることが出来る日が来ることを、願ってやみません。
もちろん、すべての子たちに、楽器が上手になれ!とは思っていません。でも心に音楽があったら、音楽が心に寄り添ってくれたなら、きっと豊かな人生となると信じています。
今回は連休中ということもあってか、お父様方のご参加も多く、また、バンド経験者の方も多かったりして、突然セッションが始まったり、保護者の方同士で楽器の使い方を教えあっていただいたりと、楽しい時間が過ごせました。子どもたちの「どう上手でしょ?」という笑顔と共に、保護者の方の笑顔をもたくさん見られた二日間でした。
学生時代の初心者バンド以降は音響関連に移行してしまっていた私は、ほとんど楽器演奏から遠ざかってしまい、楽器は持っていますが今ではほとんど弾けません。「ああもっと楽器やっておけば良かった!」と悔やむことしきり・・・。
しかし、私ばかりではなく、ご参加いただけた保護者の方の中からも、「もっとやっておけば・・・」「今からでも何か出来るようになりたい・・・」「また音楽したくなった!」「ウクレレ買っちゃいました!」などといううれしいお声を多数頂戴し、開催できて本当に良かったと思わずにいられません。親が楽しそうにしていたら、子どもたちも「ああこれはパパもママも楽しいんだ!」って思うはずですから。親子で楽しめることがあるなんて最高ですよね!
子どもたちに様々な楽器と触れてもらい、音楽好きの入り口へのきっかけになったらいいなと始めた「音あそび」ですが、どうやら保護者の方々へも延焼させてしまったようです。こりゃ責任を取らなきゃならないですね・・・。
「子どもと一緒に参加する大人の音遊びデー」開催に向けてのアイデアを温めていきますね!。その時はぜひご参加ください!
もちろん子どもたちの「音あそび」はさらにパワーアップさせ、「親子音あそびデー」も定期開催を目指し、気がついたら締め切られてた!という状況が回避できるように、ご案内や募集方法も検討していきたいと思います。コロナ禍ということもあり、一度にたくさんの方にご利用いただけなかったり、使用後のアルコール消毒にも時間を要するなどの諸問題もありますが、さらに充実した時間にできるようにしていきたいと思います。今回の親子音あそびデーには、たくさんの方にご参加いただき、素晴らしい時間を共有することが出来ました。本当にありがとうございました!
最後に一言だけ。
「すんげー楽しかった!」